B-29で日本を焦土にし、その日本から勲章をもらった「戦略爆撃の立役者」の意外な経歴
核兵器開発者を描く映画「オッペンハイマー」で、改めて広島・長崎への原爆投下が取り沙汰されているが、実はその前に戦略爆撃によって日本の多くの都市が焦土と化していたことも忘れてはならない。
日本国民を焼き尽くした戦略爆撃の立役者とされるのが、カーティス・E・ルメイ。軍事史に詳しい大木毅さんの新刊『決断の太平洋戦史 「指揮統帥文化」からみた軍人たち』(新潮選書)でも、一章を割いてルメイの生涯と戦歴を紹介している。
最終的に空軍大将にまで登り詰めたルメイとは、いったいどんな人物だったのか――。...