元TBSアナ・国山ハセン氏に「ソフト老害」の予兆が… 「ポテトサラダ論争」で垣間見えたモラハラ気質

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成功自慢に見え隠れする古巣へのわだかまりと上昇志向 果ては国政進出か?

 先月「酒のツマミになる話」にゲストで出たときは、「パリピ」を自認し、西麻布や六本木で飲み歩いていると話していた国山さん。経営者とも飲む機会があるそうで、銀座で「1本7万円のランボルギーニのシャンパンを入れてもらった」とうれしそうだった。PIVOTの資産運用チャンネルや教育チャンネルの再生回数も順調に伸びており、自分の言葉で自由に話せる場が世間に受け入れられているという手応えもあるのだろう。港区の店や高いシャンパンや100万回再生といった分かりやすい成功の指標を得て、自分を正しく評価してくれなかった古巣ややる気のない優秀な先輩に、「どうだすごいだろう」と見せつけてやりたい気持ちも見え隠れする。

 とはいえ、会社員は結果が全て。炎上狙いなら別に構わないが、世間を逆撫でする発言を続けていては、視聴者は離れていく。やる気を持って頑張っているかどうかは、本人ではなくお金を払う側が判断するということだ。そこを読み違えたままでは、とても「優秀」なビジネスマンとはいえないだろう。

 手間暇かけることを自分だけでなく他人にも求め、それが正しい結果に結びつくと信じている国山さん、このままだと再び炎上する気がしてならない。

 もともとアナウンサーに強い興味があったわけではなく、母親の憧れていた職業だったからTBSを受験したという。本当に欲しかったのは、自尊心を満たし、何を言ってもちやほやしてもらえる肩書きと影響力だったのだろう。あと数年後、TBSの大先輩・小渕優子議員あたりと握手して国政に出ていても驚かない。ただ「グッドラック!」と、やる気のない目で見守りたい。

冨士海ネコ(ライター)

デイリー新潮編集部

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