記者が見たプロレスラー・曙 大仁田厚との電流爆破デスマッチで負った火傷の痕を隠し続けたワケ

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プロレス入りの話は1998年頃から

 第64代横綱、曙の訃報が入った。2003年に角界を退き、同年大晦日にK-1ファイターとしてデビューした曙は、2005年以降、活躍の場をプロレスに移し、レスラーとして活躍していた。取材記者として間近で観た“プロレスラー・曙”の魅力を語りたい。

 もう時効なので明かすが、そもそも、プロレス入りの話は1998年頃からあった。6代・高砂親方(元小結・富士錦)を父に持つプロレスラー・一宮章一が仲介役となり、天龍源一郎率いるWARでデビューし、ゆくゆくは新日本プロレスに上がるという算段だった(同団体フロント・永島勝司氏談)。...

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