「バッティングフォームがかなり崩れている」筒香嘉智、巨人入り報道を広澤克美氏はどう見ているか
筒香に必要な「時間」
「MLBから帰ってきたばかりの日本人野手は、NPBの感覚では一般的に練習不足の状態ですし、何より対戦ピッチャーに対する実体験が少ないという大問題があります。MLBのことを忘れ、NPBの野球に順応するのも実は大変なのです。その結果、帰国してからしばらくは日本のピッチャーに抑えこまれてしまいます」(同・広澤氏)
つまりMLBからNPBに移籍した日本人野手は、日本野球に適応するため時間を必要とするわけだ。となると、巨人が筒香に何を求めるかによって、彼の野球人生が変化する可能性があるという。
「もし巨人が筒香くんに“即戦力の大砲”を期待しているなら、筒香くんは低迷してしまうかもしれません。彼はMLBのピッチャーにも対応できなかったこともあり、バッティングフォームがかなり崩れている印象を持っています。一度、全てをリセットして、新しいフォームを構築する必要があるのではないでしょうか。巨人が数年のスパンで筒香くんの再生を待つことができれば、あれだけの実績を残したバッターです、必ずもうひと花咲かせることができるでしょう。しかし巨人が焦り、成績が低迷しているにもかかわらず、スタメンの起用を続けたりすると、ますます筒香くんのフォームが崩れてしまう可能性があります」(同・広澤氏)
註1:筒香嘉智内野手を巨人が調査 右翼手候補のオドーアが開幕3日前退団で助っ人野手不足…DeNAも注視(スポーツ報知:4月8日)
註2:筒香 巨人入り決定的に!V奪還へ「左の強打者」補強 5年ぶり日本復帰決断も古巣DeNAではなく…(スポニチアネックス:4月8日)