“健康被害”拡大で大揺れ「小林製薬」…過去の“炎上案件”に学ぶ、企業が「釈明会見」で語るべきこと

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報道が招いた株価暴落

 小林製薬が製造・販売したサプリ「紅麹コレステヘルプ」を飲んだ人が健康被害を訴え、4月4日時点で、腎臓疾患で5人が死亡、入院者数は196人で医療機関受診者は1120人にのぼるという。消費者庁は同社に対し、健康被害が過去3年でなかったかどうかの調査をするよう要求。その結果、紅麹原料を販売した52社と、これらの企業から紅麹の供給を受けたメーカー173社から健康被害に該当する例はなかった、との報告を受けた。

 小林製薬は摂取の中止を呼び掛けたうえで自主回収を進め、小林章浩社長ら幹部が会見で状況を説明し、謝罪した。...

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