伊吹吾郎が「工事費返せ」と訴えられていた 内縁関係の女性社長と同居していることも明らかに

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“ハメられた”

「このF社の当時の代表が伊吹さんなんです」

 と裁判資料を閲覧した記者が解説する。

「実際にD社とのやり取りを行っていたのは、伊吹さんと共同で代表を務めていた女性。原告の主張によれば、彼女はD社に対し、“わが社は伊吹が代表です”“トラブルがあれば彼の信用に関わる。ご迷惑をかけることはありません”など、伊吹さんの名を前面に出してアピールをしてきた、と。また、もめていた最中の22年3月、伊吹さんが代表を辞めたことを“露骨な逃走だ”と非難していますね」

 対するF社側も負けてはいない。

 本来1600万円規模の工事なのに1380万円しか支払われず、資金が底を突いた。さらには、D社側の度重なる変更要求もあり、工事を進めることが不可能となったなどと反論。

 伊吹についても、名目上の取締役に過ぎず、株主でもなければ役員報酬も得ていないと責任を否定しているのだ。

 D社に尋ねると、

「裁判中のため、お答えは控えさせていただきます」

 と述べるが、F社に聞くと、伊吹、同社と並んで被告となっている前述の女性社長が、

「弁護士に聞いていただければと思います」

 と言いつつ、

「(F社は)以前、伊吹が所属事務所から離れるという話があり、その受け皿として設立しました。結局、独立話がなくなったので、私が別の事業を行っているわけです。はっきり言って、この訴訟は原告側にハメられた形だと思っております」

 とファイティングポーズを崩さない。

「内縁関係? はいそうです」

 既に裁判は結審し、判決は5月下旬に下される予定。事の是非は裁判所に委ねられるが、

「訴訟資料を見て気になるのは、D社側から伊吹さんと女性社長が同居していた、との指摘があることです。裁判書類が伊吹さんに送達されないため、住民票を取ったら、女性社長の住所と同一だった、と」(先の記者)

 伊吹は6年前、半世紀近く寄り添った妻と熟年離婚しているが、新たな恋が始まったのか。

 女性社長に聞くと、

「いえいえ、身の回りのお世話をしているだけです」

 と取り繕おうとするけれど、

「はい、同居していますよ」

 とあっさり認めるのは、伊吹ご本人。

「内縁関係? はいそうです。離婚後そうなった? まあそういう間柄ですね……」

 人生楽ありゃ苦もあるさ。

 訴訟に色恋と伊吹吾郎、78歳。まだまだ“多忙”な“現役”である。

週刊新潮 2024年4月11日号掲載

ワイド特集「サクラやっとサク」より

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