「24時間、役になりきっていた」 黒人初のアカデミー賞助演男優賞に輝いたルイス・ゴセット・ジュニアさん【追悼】

エンタメ

  • ブックマーク

 映画「愛と青春の旅だち」が日本で公開されたのは、1982年。同時期に上映されていた「E.T.」を超える勢いの人気を博した。

 リチャード・ギア演じるザック・メイヨ青年は、海軍航空士官養成学校に入学する。同級生は30人余り。彼らを心身共に鍛え上げるエミール・フォーリー軍曹を好演したのが、ルイス・ゴセット・ジュニアさんだ。

 軍曹は登場時から強烈だ。指揮棒を左腕にはさみ、「集まれ、ウジ虫ども」と訓練生に号令をかける。整列させると出身地などを尋ね、お前はゲイだな、などとからかう。...

つづきを読む