「ザ・ノンフィクション」で話題の婚活アドバイザーに訊く 本当にお金をかけるべきはここ!“コスパ”で見る令和の婚活戦略
女性の自己投資ポイントは
では女性の場合はどうか。
「男性よりも身だしなみに気を配っている方が多いですが、鏡をよく見ないでメイクをしている方は、産毛や鼻毛、伸び切った眉毛などに気づいていない方も意外に少なくないので、要注意です。そして女性が投資すべきといえば、メイクですね。やり方次第で何歳も若く見えるなど、印象を格段に変えられる手段ですから、自然に明るく見せられるメイク術などは、お金を払ってでも学んでおくと良いと思います。やはり人柄を見てもらうためにはまずは外見。何も努力をしないで『本来の自分の姿を見てほしい』などと言っていると取り残されてしまいます」
外見への投資という意味では、こんな意外な方法もオススメできるという。
「いわゆる“プチ整形”なら問題ない時代だと思います。例えば、ヒアルロン酸の注射でほうれい線を消したり、切らずに二重にしたりするのは、今は多くの方がやられている美容法です。逆に言うと、それくらい外見を意識することが重要だということですし、コンプレックスがあって自信が持てないくらいだったら、チャレンジしてみるのも全然アリだと思います」
内面を理解してもらうには、まずはスタートラインに立ってから。それだけ外見への投資が重要であると説くのだ。
「外見上の改善点は、なかなか自分では気づけないことも多い。その意味で、我々のようなアドバイザーに相談するのも一つの手ではあるでしょう」
そうした前提の上で、「出会いの機会を増やすための投資」の価値についても、注意点を交えながらこう話す。
「飲食店やイベントの場にできるだけ顔を出したり、オンラインで出会えるサービスを試してみたりするのも良いことではあるでしょう。ただ、そこで積極的にコミュニケーションがとれるかというのはハードルになりますし、一見効率が良さそうなマッチングアプリも、結婚を目的とするなら難易度が高いかと思われます。アプリ上では年収や経歴、家族構成などの証明がない中で相手を見極めなければならない上、その中で『結婚観が合う人と出会いたい』となると、かなりのコミュニケーション能力が必要になってきます。“婚活”としての色を打ち出すところも出てきているとはいえ、あくまでも“恋愛ツール”である点は、当会のような結婚相談所とは異なる点だと思います」
婚活におけるお金の使い方も、見極めが必要な時代のようだ――。