上皇陛下の姉君・池田厚子さん(93)と「ジューC」カバヤ代表が “異例”の養子縁組をしていた 40歳差「親子」になった理由とは
「池田家と動物園に関わる“事情”が」
この異色の組み合わせの背景には一体、何があったのか。
「池田家と動物園に関わる“事情”があるのだと思います」
とは、前出の岡山財界関係者だ。厚子さんの夫、故・隆政氏は無類の動物好きだった。岡山で牧場を開き、牛や豚、鶏を育て、戦後、厚子さんと結婚した翌年には動物園を開いた。厚子さんも夫を支え、時に売店を手伝ったり、写真撮影に応じたことも。岡山の名所のひとつとなったが、しかし、動物園の民営は厳しく、隆政氏は私財を投じて赤字の補填をしてきたという。2012年に隆政氏が亡くなった後、厚子さんが園長に就いてからも状況は変わらず。累積赤字は2億4500万円ほどにも及び、地元では由緒正しい動物園を潰してはいけないと、「池田動物園をおうえんする会」ができたほどだった。
その「おうえんする会」の清水努会長が言う。
「厚子さんが嫁がれたこともあり、動物園は設立当初から代々、地元財界が応援してきたのですが、その中の熱心な一人がカバヤの先代でした。株主にも入り、隆政さんとは公私ともに親しい間柄でした」
先代の死後、その縁は基弘氏にも引き継がれていった。5年前、動物園が入場ゲートを新設した際には、カバヤがそれを寄贈。その際、園長と並んでテープカットをしたのが基弘氏だった。現在は前述のカバヤの持株会社が動物園の筆頭株主に。
「2年前には、動物園の専務が亡くなったんです。その後、新しく専務に就いたのがカバヤのグループ会社の社長さん。するとすぐに食堂をリニューアルしてくれましてね」
人的にも、金銭面でもまるでグループ企業のひとつであるかのように、全面的にバックアップしているわけなのだ。4月11日発売の「週刊新潮」では、“爵位が欲しい”と語っていたという基弘氏のエスタブリッシュメント志向などについて詳報する。