上皇陛下の姉君・池田厚子さん(93)と「ジューC」カバヤ代表が “異例”の養子縁組をしていた 40歳差「親子」になった理由とは

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「養子縁組を決めたという連絡が」

 昭和天皇の第四皇女、つまり上皇陛下の姉君に当たる池田厚子さん(93)が養子を迎えていたことが分かった。天皇陛下にとっては新たな「いとこ」である。“息子”となったのは「ジューC」で知られる菓子メーカー「カバヤ」の代表。異例の組み合わせの理由とは……。

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「この3月、岡山を中心とした国会議員や財界人、また、旧華族の下に、一斉に手紙が届けられました」

 とは、さる岡山財界の関係者だ。

「差出人は、カバヤという菓子メーカーの野津基弘代表(53)です。いわく、池田動物園の園長、池田厚子さんと夫婦で養子縁組しました。末永くよろしくお願いしますという趣旨。しかし、池田さんといえばやんごとなき御家柄です。しかも、90歳を超え、この5年ほどは公の場に姿を見せてはいない。それが突然養子縁組を決めたというのですから……」

 岡山のエスタブリッシュメントの間では、驚きをもって受け止められている、というのである。

歴史あるお家柄と新興企業トップの“ご縁”

 池田厚子さんは、昭和天皇の第四皇女。上皇陛下のすぐ上の姉で、今上陛下からは伯母に当たる。21歳で岡山の実業家・池田隆政氏に嫁ぎ、現在は亡夫が興した「池田動物園」の園長を務めている。夫婦の間に子はいない。

 隆政氏は備前岡山藩主・池田家の16代当主であり、織田信長重臣の池田恒興や、その子で姫路城を現在の形に修復した輝政の子孫という由緒正しい家柄だ。

 一方の野津氏は、岡山に本社を構える「カバヤ食品」の代表取締役で3代目に当たる。カバヤは1946年に創業された菓子メーカーで、「カバドンドン」のCMで知られた「ジューC」や、最近では「塩分チャージタブレッツ」などヒット商品は数々あり、売上高は200億円超。野津氏が社長を務める持株会社「日本カバヤ・オハヨーホールディングス」はグループに学校法人やゴルフ場運営会社などを持つ、岡山の有力企業のひとつである。夫人もカバヤで取締役を務め、子どもはいない。

 いわば、歴史あるお家柄と戦後の新興企業のトップという、異例の“ご縁”である。

「寝耳に水の話で驚いた」

 この件について、カバヤは「公表しておりません」とのスタンスだが、地元名士の間ではすでに広く知られているようで、

「確かにひと月ほど前だったかな、野津さんから手紙が来ましたよ」

 と語るのは池田動物園の取締役も務める、岡山ガスの岡崎彬会長。

「おっしゃるとおり、夫婦で池田さんの養子になりましたという内容でした。今月になって私の会社にご本人があいさつに来まして。改めての報告がありましたよ」

 もう一人、RSK山陽放送相談役で、池田動物園の取締役も務める原憲一氏に聞いても、

「先月末かな、カバヤの方が2人来られて、基弘さんが養子になりました、と報告がありました。寝耳に水の話でしたね。その後、ハガキでも報告がありまして。差出人の名は『池田基弘』となっていました」

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