賀来賢人 独立しても仕事は極めて順調…「アミューズ時代の尻ぬぐいもこれで報われた」
コメディの師匠
「『ヤングフランケンシュタイン』の脚本は“コメディの奇才”と言われる福田雄一さんでしたから、オファーが来た時には二つ返事で引き受けたのでしょう。賀来はこの年の10月に公開された映画『斉木楠雄のΨ難』にも出演していますが、監督は福田さんです」
賀来が出演した福田作品といえば、18年のヤンキードラマ「今日から俺は!!」(日テレ)が記憶に新しい。映画化もされた本作で、賀来は二枚目コメディ俳優としてブレイクした。
「実は、賀来がデビューして間もない08年に出演した青春コメディ映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(主演・市原隼人)の脚本が福田さんでした。以来、賀来は福田さんを“コメディの師匠”として慕っています。福田作品では、佐藤二朗とムロツヨシが福田組の“風神・雷神”と呼ばれていますが、賀来も彼らに連なる“竜神”と呼ばれるほどの常連です。ちなみに、賀来が独立前に出演したコメディミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』の企画・脚色・演出が福田さんで、主演のアーサー王は山田孝之でした」
そうした人脈が独立後も生きているということのようだ。
「彼はサービス精神が旺盛ですし、現場スタッフの評判も非常にいい。プライベートについても妻である女優の榮倉奈々のことを普通に話しています。将来は反町隆史と松嶋菜々子のように、夫婦で活躍することになるかもしれません」
独立後、地上波ドラマへの出演が特番の「TOKYO MER~隅田川ミッション~」(TBS)のみというのが気になるが、
「前事務所とわだかまりがあるわけでもないので、地上波からもお呼びはかかるでしょう。ただ、今は制作やプロデューサー業を楽しんでいるようです。なにせ自由の身ですし、会社まで作ったわけですから、しばらくはやりたいことを突き進むつもりかもしれません」