「いま振り返っても恥じ入るばかり…」出馬会見の「乙武洋匡」氏、不安材料は「8年前の女性問題」と「再選挙のリスク」
当選に必要な最低得票数は約4万票
前回、2021年の衆院選では、東京15区(江東区)の有効投票の総数は約24万票。この時は柿沢未途・前法務副大臣が32%の76,261票を得て当選。前々回、2017年の衆院選での有効投票の総数は約22万票で、この時は今回の補選への立候補を予定している秋元司・元衆院議員が45%の101,155票を得て当選している。
「公職選挙法では、“法定得票数以上の得票者がいない場合は再選挙を行う”と定められています。衆議院の小選挙区と、参議院の選挙区選出は、それぞれ法定得票数が“有効投票の総数の6分の1”とされています」(政治部記者)
今回の補選に当てはめた場合、仮に有効投票数が前回と同じ24万票とするならば、必要な得票数は約4万票となる。
「乙武氏が順当に選挙を戦ったとしても、4万票を集められない可能性も。結果的に誰も法定の得票数をクリアできずに、再選挙にもつれ込む可能性もあるのでは、と話す永田町関係者もいるのです」(政治部記者)