「水飲み場の蛇口にお尻スリスリ」で逮捕 東京・世田谷「芦花公園」で26年前にあった「関東連合」の人違い傷害致死事件
2012年にも人違いで無関係の人を襲撃して死なせる
関東連合とは、世田谷区や杉並区の暴走族の連合体として1973年に結成された暴走族である。2003年に解散したとされていたが、その後もOBたちが「半グレ」化して凶悪な事件を起こし続けた。
10年にはメンバーの一人が西麻布の飲食店で歌舞伎役者の市川海老蔵(当時。22年に市川團十郎白猿に改名)とトラブルになり、海老蔵に左頬陥没骨折、前歯の損傷、左目内出血、鼻、顔全体の腫れなど顔面の大けがを負わせた。海老蔵は数カ月間の休業を余儀なくされた。
12年9月には六本木クラブを集団で襲撃。VIPルームにいた男性客を金属バットで撲殺。この事件の被害者も「人違い」で犠牲になった。13年1月、警視庁は事件に関わった十数人を傷害致死罪などで逮捕。グループは事実上の解散となった。主犯の見立真一容疑者は事件後、フィリピンに出国し現在も逃亡中で国際指名手配を受けている。
前編を読む【「深夜、双眼鏡を持って水飲み場の蛇口にお尻を…」56歳男が器物損壊容疑で逮捕 地元民が語る「芦花公園」の”特殊な事情”と恐怖体験】