「深夜、双眼鏡を持って水飲み場の蛇口にお尻を…」56歳男が器物損壊容疑で逮捕 地元民が語る「芦花公園」の”特殊な事情”と恐怖体験

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下着一枚だけで手をつないで歩いていた男性2人組

 この公園は男性同士の出会いの場として地元では有名だというのだ。

「コロナ禍の最中だったかな、厳密にはここから少し離れたところにある園内の別の道です。自転車で帰っていると、下着一枚だけの男性が歩いていた。その数日後かな、やはり下着姿で手をつないで歩いている男性2人組も見かけた」

 その頃、仕事帰りにその道にあるベンチに座って休憩していると、見知らぬ男性が隣に座って“合図”を送ってきたこともあったという。男性はびっくりして「違います!」と走って逃げた。

「あとで園の関係者に聞いたら、『ここは昔からそういう場所なんだ』と教えてもらいました。私の時もそうでしたが夏場になると同好の士が集ってきて、何やらイベントみたいなことをしているようなのです。それからはその道を避けて別の道を通るようにしています」

 今回逮捕された男は出会いを求めていたわけではなさそうだが、やった行為自体は男性の話と重なるところもある。

 過去記事を調べると26年前には、深夜1時すぎに暴走族の高校生が園内にいた男性2人を対立する暴走族のメンバーと勘違いし、ナイフで死傷させる傷害致死事件も起きていた。

 公園を管理する都の東部公園緑地事務所に取材すると、蛇口は報道される前日の5日に取り替えたとのこと。男性同士の出会いの場として利用されていることについては、

「聞いたことがありませんでした。今後は警察に巡回を強化していただくなど対策していく予定です」

 徳冨蘆花も泉下で我が家を荒らす不届き者の狼藉に、さぞ眉を顰めているに違いない。

続きを読む【「水飲み場の蛇口にお尻スリスリ」で逮捕 東京・世田谷「芦花公園」で26年前にあった「関東連合」の人違い傷害致死事件

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