NHK 新年度の目玉番組「ニュースーン」がいきなり苦境 「ネタ並べも演出も悪い」との声が

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不具合続出

「キャスターの2人は頑張っていると思いますよ。『ニュース7』や『首都圏ニュース845』などで実力を培ってきた池田アナと、同期入社で経歴もよく似ている伊藤アナのコンビも悪くない。悪いのは演出面です」

 具体的に指摘してもらうと、

「例えば、2日の放送では第2部でスクリーン画面の不具合が相次ぎました。冒頭の“NEWS日替わりプレート”は東京証券取引所からの中継のはずでしたが、別のコーナーに出演するヒコロヒーの映像が大映しとなり、キャスターの2人もフリーズしていました。さらに、再放送のコーナー“蔵出しセレクション”では、“蘇る『新日本紀行』”と紹介しながら画面に出たのは“飲酒検問中”と表示したパトカーでした」

 まあ、実質初日なのだから、ミスもあったかもしれない。

「4日の放送では、民放が台湾地震の現地中継や自民党裏金議員の処分で大わらわの中、『ニュースーン』はほとんど無視でした。その挙げ句、タイムリーな現場にスマホを持って駆けつけるという“かけつけLIVE”は、日本橋(東京・中央区)の江戸桜通りからの桜中継でした」

中継アナ:ここは歴史的建造物と桜との共演です。こちら後ろにあるのが、国の重要文化財に指定されている三井本館です。どうですか? 情緒感じませんか?

「電波状況が悪かったのか、画像は止まったり動いたり、動いてもぐしゃぐしゃという状況で、スタジオの2人も戸惑っていました。皆さまからの受信料のおかげで職員も中継車も潤沢なNHKなんだから、スマなんかで中継するな、ちゃんと見せろよとフラストレーションが溜まりました。大谷翔平の今季初ホームランだって、いいネタなのにわずか1分だけでした。にもかかわらず、立川談志のアーカイブや番宣まがいのNHKネットコンテンツの紹介、堤真一へのインタビューだって、現在、BSで放送中のドラマ『舟を編む~私、辞書つくります~』絡みなのはミエミエ。ネタの並べ方も演出も、中学生の放送研究会並みです」

 民放で同じような番組を放送したらどうなるのだろう。

「こんな番組を放送したら、即現場から異動ですよ。NHKが放送してくれるのは、民放にとっては逆にありがたいですけど」

 前途は多難のようだ。

デイリー新潮編集部

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