“興収65億円男”佐藤健主演でも映画「四月になれば彼女は」“不入り”の陰に森七菜の存在

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月9史上ワーストを記録

 もっとも、映画関係者の間で今作の不入りの原因では、と目されているのが共演の森七菜(22)の存在だ。森は藤代が10年前に交際していた初恋の女性で世界中を旅しながら藤代に手紙を送る伊予田春役を演じている。森は20年10月期に初主演したTBS系ドラマ「この恋あたためますか」での透明感のある演技で大きな注目を集めた。今作でも清潔感のある役柄の伊予田がカメラを片手に世界中を旅する様子が描かれている。森の芝居のうまさは誰もが認めるところなのだが、せっかくの演技に“没入”できない観客もいるようだ。

「森は21年に前事務所から移籍した独立騒動が尾を引いているとしか思えません。森さんに関する記事が出ると、いまだに『事務所のゴタゴタがホントにもったいない』『女性受けが悪いイメージ』といった厳しいコメントがつくのです。それほど、ピュアな印象が強かった新人女優の大胆な移籍騒動に驚いた人がいたということだと思います」(芸能関係者)

 実際、移籍後の森の苦戦ぶりは際立っている。22年1月期に成田凌(30)の主演ドラマ「逃亡医F」(日本テレビ系)で約1年ぶりにドラマ出演を果たすも、平均視聴率は7%台とパッとせず。23年7月期に間宮祥太朗(30)ダブル主演を務めたフジテレビの看板ドラマ“月9”「真夏のシンデレラ」も平均視聴率5%台で、月9史上ワーストを更新してしまった。昨年6月に公開された森の主演映画「君は放課後インソムニア」の興行成績もふるわなかった。

「『真夏のシンデレラ』の不振はフジテレビの番宣不足が影響したという指摘もありましたが、奇しくも『四月になれば彼女は』と同じタイミングで公開された間宮祥太朗の主演映画『変な家』は、公開初週興行ランキングで1位を獲得しています。『真夏のシンデレラ』でダブル主演した2人が明暗を分けた形で、やはり森のパンチ力不足を疑うしかありません。また、『四月になれば彼女』にはTBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』で注目を集めた河合優実が出演しています。映画の製作側が河合のブレークを予想するのは難しかったのでしょうが、森と河合のキャスティングを逆にしていれば、もう少し話題を集めることができたかもしれませんね」(前出の映画関係者)

 森がドラマや映画で再び主演を務める日は来るのだろうか。

デイリー新潮編集部

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