「尼神インター」解散の予兆はあった 「アジアン」隅田がブスいじり 拒否以降、業界に異変

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テレビではカットも

 誠子は大阪時代、ノーリアクション乳首洗濯バサミ、ノーリアクション自転車ケツ止めなど、体を張った芸も鉄板ネタだった。東京進出後も、テレビ番組の収録で披露していたというが、オンエアではカットされることが多く、受け入れられることはなかったとインタビューで明かしている。

「ブスいじりや体を張った芸を否定する人が増えていますが、女性芸人の中にはそういった風潮に戸惑っている人もいます。誠子さんは自身のエッセイ本『B あなたのおかげで今の私があります』(KADOKAWA 20年刊)で、ブスネタを武器にして性格が前向きになったことを明かしているのですが、そういった思いは世間に届いていないようです」(同)

 M-1グランプリ、女芸人NO.1決定戦THE Wといった賞レースにも出場していた尼神インターだが、22年以降は不参加となり、ピンでの活動が増えて行く。渚は元大工という経歴から、「有吉ゼミ」、「大改造!!劇的ビフォーアフター」といった人気バラエティーで活躍。2月からはTBSラジオで「渚のキャッ火ラジオ」がスタートし、3時のヒロイン・福田麻貴が主演を務めたドラマ「婚活1000本ノック」に出演するなど、活動の幅を広げている。

 一方、誠子は20キロ減のダイエットに成功したことがネットで話題になったり、美容関連のメディアには登場しているが、テレビ番組への出演は減少しているのが現状だ。ブレイク時から、結婚願望があることを明かしていたが、35歳になった今、インスタグラムでは「#誠子食堂」のハッシュタグを付けて家庭的な料理を公開している。

 今も芸人の道を歩み続ける渚と、女性として新たな道を模索しているように見える誠子。誠子は解散発表の際、「私は人生たった一度きりだから勇気を出して挑戦をしたいと思いました」、「今までの経験や想いを大切にしながらこれからは枠に捉われずに、私らしく輝きたいです」と思いを伝えた。それぞれの道を進む決断をした2人の行く末は。

デイリー新潮編集部

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