「ディズニーランド旅行で逮捕」「2000万円返還訴訟」6代目山口組の若頭補佐だった直参組長について今囁かれていること

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腹心とも連絡が取れない状況とも

 加えて、直参が6代目山口組本部に上納する月に200万円とされるお金の捻出にも困っていたとの指摘もある。そんな金にまつわる不景気な話や暴力団員としての将来を悲観する声が積み重なり、平井一家が組織として深刻な状況になっているのではといった声も聞こえてきた。

「実際、30年以上にわたって薄葉総裁に付き従ってきた腹心の原譲一本部長とも連絡が取れない状況だと聞きました」

 と、竹垣悟氏(元山口組系義竜会会長で、現在はNPO法人「五仁會」を主宰)。

 現在、本部のある豊橋市でさえ、勢力的には5人もいないのではとの見方もあるという。大量離脱が疑われるレベルかもしれない。

「薄葉総裁が何らかの責任を取って指を飛ばしたとの説も流れましたが、そこまでのことはないようです。引退を勧められたとも聞きましたが、それも現時点ではなさそうです」(同)

6代目山口組の見解は

 ただし、6代目山口組の執行部側は現状について、静観しつつも「由々しき事態」との認識があるようだ。組織を取り潰せば組員が減ることになりかねないため、他組織からトップを派遣し、組織再建・再生を図る算段も見え隠れするという。

「具体的には、3代目弘道会傘下の高山組の石原道明若頭を派遣するのではないかとの声がありました。石原若頭は現在服役中ですが、高山組は6代目山口組の司令塔・高山清司若頭が立ち上げた組織なので、高山若頭としては何かと融通がきくということもあるのでしょう」(同)

 その通りになれば、さらに弘道会による支配が進むということになりそうだ。

デイリー新潮編集部

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