【プール撮影会】“なぜ公営施設で?”“18禁なのに規制必要?” 議事録に見る、賛否双方に残ったしこり

  • ブックマーク

「突き出すポーズ」はどうなる?

 ポージングに関しても、バックショットで「突き出すポーズ」はNGとなっています。このことで武器をアピールできないとの嘆きもありましたが、これは後ろ向きになるポーズの全てがNGということではなく、例えば立ちのポーズであれば、90度以下の突き出しであればOKです。

 イラストから四つん這いポーズがNGと捉えるタレントもいましたが、「カメラマンに向けて突き出すのはNGですが、そうでない四つん這いのポーズはOKです」(協会の担当者)といいます。

 イラスト付きでわかりやすく説明しているとはいえ、どうしても認識の齟齬は出てしまいます。この辺りは主催者、タレント、協会の努力で溝を埋めていく必要はあるでしょう。

 レギュレーションについて、協会担当者は「水着のトレンドや社会情勢も変わっていくため、都度変更もあり得ます。開催条件はコロコロ変わるものではないですが、レギュレーションに関しては変更しやすいよう手引きという形を取っていますし、柔軟に対応していきます」と確定ではありません。

 今後も注視していく必要がありそうです。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。個人ブログ「OUTCAST」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。