4年ぶり開幕“勝ち越し発進”も…新庄「日本ハム」が抱える先発ローテーションの問題

スポーツ 野球

  • ブックマーク

「努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬」

 他にも不安要素はある。二遊間のレギュラーだ。オープン戦序盤で下半身のコンディション不良が広告された上川畑大悟(27)が間に合わなかった。二塁・奈良間大己(23)、遊撃・水野達稀(23)でスタートしたが、上川畑をショートで定着させ、二塁を奈良間、水野、石井一成(29)らで争うのが理想形とされていた。

「巨人から若林晃弘(30)をトレード補強したのは、二遊間の不安を解消させるためでした。石井、水野らは打撃成績が高くなかったので、スイッチヒッターで長打も打て、足も速い若林を獲ったんです」(前出・同)

 新庄監督は若林をチーム合流直後の広島とのオープン戦(3月12日)で、いきなり「4番・二塁」で起用した。ここに新庄監督の期待の大きさが伺える。だが16日、古巣・巨人とのオープン戦で、初回の一塁走塁中に左太股裏の痛みを訴え、途中交代してしまった。「ゲーム復帰まで約4週間」と発表されているが、その後、新庄監督の口から出たコメントが興味深い。

「努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬」

 ちょっと間を置いてから、「この一瞬を若林君はものにできなかった」とも語った。オープン戦で打率3割強と絶好調だった浅間大基(27)も右手首を傷めてしまったことも明かされた。戦力が整うのは少し先になりそうだ。

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。