2代目宅見組の本部事務所売却から1年 入江組長の身の振り方と山口組との抗争の関係

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引退と解散が噂され

 大阪ミナミの中心地にあった2代目宅見組の本部事務所が民間企業に売却されて、この4月で1年になる。これを機に2代目宅見組の解散や入江禎・同組長の引退がささやかれたが、現状はどうなっているのかお伝えする。

 2021年2月、大阪地裁が使用差止めの仮処分を決定して以降、2代目宅見組本部事務所の売却交渉は本格化していったとされる。大阪屈指の繁華街の中心にある暴力団の本部事務所に手を出そうとする面々は限られているのだろうが、狭い世界の中で押したり引いたりのやり取りが繰り返されたのだろうか、契約交渉がまとまるまでに2年余を要したことになる。...

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