「岸田退陣の引き金」となる“大逆風”下の島根1区補選 自民支持者もサボタージュ…「自民の牙城」で進行する“ステルス”保守分裂選挙
岸田政権の「浮沈」を決める衆院3補選の投開票日(4月28日)まで1カ月を切った。なかでも「唯一の与野党一騎打ち」になる見通しの島根1区補選の現場でいま、かつてない自民党への逆風が吹き荒れているという。全国屈指の「自民王国」で起きている前代未聞の“保守分裂”騒動の真相とは。
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島根1区補選は細田博之・前衆院議長の死去に伴うもので、本来であれば「弔い合戦」となり、自民にとって“勝って当たり前”の選挙のはずだった。ところが、そんな楽観論を抱いている党関係者は「皆無だ」と話すのは、全国紙政治部記者である。...