後藤久美子、鈴木保奈美、奥菜恵…大物女優が次々に登場 超敏腕女性Pの手腕と飛び込み営業

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本人の意向を反映

 女優さんとは話し合いを重ねて、なるべく本人の意向を反映させるようにしています。事務所ともNGの部分を確認して、できる範囲でどう撮るかをカメラマンと相談します。衣装をどうするか、見え方も本人と話し合って決めています。

 私もグラビアに出る側だったので、安心されることが多いです。信頼される秘訣ですか? キャラクターですかね。意外とボーっとしてそうだけど、やることはやっているというところかな(笑)。

 撮られる側の気持ちが分かるので、細かいケアができるんです。例えば、今はちょっと嫌そうだなとか、疲れているなとかも、すぐに分かります。その時は、撮影をいったんストップしたり、状況を変えたりしますね。

 最近、プロデュースした写真集は、奥菜恵さんです。15年ぶりの写真集「奥菜恵写真集 Okina Megumi」(宝島社)が4月3日に発売されます。私のイメージを持って行って、本人と話をして、最大の露出は背中にしようという話になった。奥菜さんが「これだったらやりたい」と言ってくれたんです。それで、背中を撮るならどういう形がベストかをカメラマンと相談しました。ご本人も「ホント、きれい」とすごく喜んでくれました。40代の大人の美しさを表現できたかなと思っています。

 私の場合、グラビアには出なさそうな意外な人に出てもらうことに、やりがいを感じています。交渉が1年続くこともありますが、「この人がやるの?」という人を口説くのが好きですね。テレビや映画とは、また違った姿を世に届けたい。出てくださる方がすごく喜んでくれるのも、うれしいですね。

前編【いきなり自宅に電話で驚いたスカウトマンの暗記力…「11PM」カバーガールが明かすバブル期の芸能界】からのつづき

デイリー新潮編集部

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