「うちで働いていた頃は…」 水原一平氏が勤めていたすし店のオーナーシェフが明かす“素顔”
展開が一変
水原氏は、自身の年俸は30万(4500万円)~50万ドル(7500万円)であるとも明かしているのだが、解雇されたため自力での返済は不可能。インタビューでは、借金を打ち明けられた大谷が「二度としないなら援助する」と手を差し伸べてくれたなどと答えていたのだが、それからわずか数時間後、展開は一変する。
「ナイターが終了し、ミーティングで水原氏が謝罪、アンドリュー・フリードマン編成本部長からは“大谷が賭博の損失を補った”との説明がなされました。事態がのみ込めなかった大谷は、その後、自身の口座の資産が勝手に引き出されていることを初めて知ったとのことでした」
同局によれば水原氏は、ことの次第について大谷に全く伝えていなかったというのだ。
「日付が21日に変わった頃、大谷の広報担当者からESPNに『イッペイはうそをついている』『ショウヘイは知らなかった』などと連絡があり、間もなく大谷の弁護士事務所が『大谷が巨額の盗難被害者であることが判明した。この問題を当局に引き渡す』との声明を出しました。これを受けてESPNが再び水原氏に電話すると、彼はインタビューでうそをついたことを認め、自身の賭博について『大谷は全く知らなかった』と述べたのです」
こうした過程を経て26日に会見を開いた大谷は、一貫して「被害者」との立場を示したのである。
「通学し、授業に参加した記録はありません」
身から出たさびとはいえ、図らずも露呈した水原氏への疑念には、いっそうの拍車がかかっている。スポーツ紙デスクによれば、
「(米国時間)22日には、地元メディア『NBCロサンゼルス』が水原氏の学歴詐称を報じました。これまで公にはカリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)を卒業したことになっていたのですが、同校には在籍記録がないというのです」
実際に、大谷と水原氏の古巣であるロサンゼルス・エンゼルスがメディア向けに発行している「メディアガイド」には、同大を卒業したとの記述がある。あらためて本誌(「週刊新潮」)がUCRに尋ねたところ、
「Ippei Mizuharaという名前の学生が通学し、授業に参加した記録はありません」
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