活動再開のフジモン 早く地上波で観たい“至高の名人芸”とは
本格復帰には時間が必要だが
藤本の活動自粛後に生放送された「オールスター後夜祭’23秋」(TBS)では、急きょ欠席したと思われる藤本の席に代役としてコウメ太夫が座っていた。藤本の代わりが務まる人材は存在しないので、番組スタッフも奇策でお茶を濁すしかなかったのだろう。
火事と喧嘩は江戸の華と言われるのと同じように、ガヤはバラエティの華である。ガヤが上手い芸人はたくさんいるが、藤本に並ぶほどの実力の持ち主は、少なくとも彼より下の世代では今のところ見当たらない。
本格復帰にはまだまだ時間が必要なのかもしれないが、不祥事を起こした芸人がYouTubeを拠点にして活動を再開して、少しずつテレビにも出ていくケースはいくつもある。「元祖ガヤ芸人」の至高の名人芸をまたテレビでも見てみたいものだ。
[2/2ページ]