「桜の花が舞い落ちる木の下で死にたい」――歌人西行が「願いどおりの臨終」を迎えるまで
社会2024年03月30日
「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月の頃」(出来ることなら、生涯愛してやまなかった桜花舞い落ちる木の下で、2月15日の釈迦入寂の日に、この世の生を終えたい)という歌を詠み、実際に、その願い通りの死を遂げた西行。 《西行法師立像》(東京国立博物館所蔵)(出典:ColBase〈https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/C-94?locale=ja〉)を加工して作成