「私たちは一生懸命務めているのに…」 紀子さまがお嘆きを繰り返される理由
「フライング」と報じられ…
それがようやく実現し、ご同慶の至りであるのだが、伊勢神宮では秋篠宮家の長男・悠仁さまのご参拝が“波紋”を呼んだ経緯があった。先の記者が続けて、
「ちょうど両陛下が国体開会式に出席された当日、悠仁さまが高校の秋休みを利用され、“私的ご旅行”として伊勢をご訪問、お一人で神宮にも参拝されました。皇室では、ご身位の高い方が大事な行事に臨まれる際、他の皇族方は同じタイミングでご自身に関わる行事を重ねないという暗黙のしきたりがあるのですが、この時は、慣例を打ち破る形で完全にバッティングしてしまった。時期的にも、愛子さまがご成年の奉告を済ませておられなかったため、『フライング』『割り込み』などと報じられてしまったのです」
秋篠宮家では、眞子さんも成年から1カ月後、佳子さまも2カ月後に単独で伊勢ご参拝を果たされている。これは秋篠宮さまご自身のお考えに基づいているといい、実際に、
「一昨年のお誕生日会見で秋篠宮さまは、悠仁さまの教育方針について言及され、『日本は各地にさまざまな文化があり、若いうちに実際にその場所を訪ねて直に触れることは将来的にも非常に大事なこと』と述べられていました」(同)
ところが、こうした試みがあらぬ批判を招いてしまったわけである。
「私たちは一生懸命務めているのに…」
秋篠宮家の事情を知る関係者が明かす。
「眞子さんの結婚問題で秋篠宮家への風当たりが強まり、21年秋に小室圭さんとともに米国に移住した後も、世間のバッシングはやみませんでした。悠仁さまのご参拝だけでなく、昨年も佳子さまのお一人暮らしに関する対応が物議を醸しましたが、そうした批判に対し、とりわけ紀子さまは『私たちは一生懸命務めているのに、なぜ国民の皆さんには思いが伝わらないのでしょうか』などと、お嘆きを繰り返されていました」
そのお気持ちは、現在もなおわだかまっているといい、
「年明けに公表されたご体調の不良も、ひとえにストレスを抱え込まれた結果だと思われます。佳子さまの『別居問題』に加え、昨秋には悠仁さまの執筆された『トンボ論文』が公になり、“なぜ高校生がこのような論文を書く必要があるのか”“東大入試を見越したアピールではないか”といった批判が沸き起こりました。眞子さんの問題が長引いたことよりも、他ならぬ将来のお世継ぎである悠仁さまが国民から疑念の目を向けられるような状況が、紀子さまにとってはこの上なくお辛いものでした」(同)
後編では、紀子さまのご体調不良の背景について、詳しく報じる。
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