「宮司が独裁で神職、巫女が大量退職」 神社本庁離脱の「鶴岡八幡宮」で何が起きているのか

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気に入らない職員をつるし上げ、冷遇

 これまで、吉田宮司は周囲をイエスマンで固め、中央集権的な体制を強化し続けてきた。

「吉田は新年の報告会のたびに自身が気に入らない職員をつるし上げ、その後、冷遇することを重ねてきました。独裁的に振る舞ってきたのです。今回の離脱についても、突然、事後的に知らされたので職員たちは戸惑っています。特に神職にとっては、働いている神社が神社本庁から離脱した場合、ここでの“神職歴”が抹消されてしまい、キャリア形成における大きな損失を被る可能性が高い。離脱について事前に何の相談もないなんてあってはならない」(前出の鶴岡八幡宮の関係者)

 離脱の理由について吉田宮司を直撃すると、

「手続きが終わってから皆さんにお話しします」

 その他の問題に関しては、

「分かりません」

「お話しできません」

 と、繰り返すのみ。

 民の声は神の声――。周囲の意見に耳を傾けなければ、権威は失墜していくばかりであろう。

週刊新潮 2024年3月28日号掲載

ワイド特集「神様はお見通し」より

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