元子役スター・間下このみに“子ども連れ去り”離婚訴訟 夫は「事実もないのに『浮気野郎』とののしられ、暴行された」

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「事実もないのに『浮気野郎』と連呼され…」

 ところがだ。それから17年、夫婦の関係は一変し、現在は、離婚と親権について裁判で争っている。おしどり夫婦というイメージが強かった二人の間にいったい何があったのか。

 夫が口を開いた。

「このみは子役として活躍したとは思えないぐらい自己肯定感が低いんです。夜中、壁にガンガン頭を打ちつけながら『私なんかいなくなればいい』などと大声で叫び続けることがしばしばでした。08年ごろには、乳幼児だった娘を激しく揺さぶりながら怒鳴りつけたり、大声で怒り出して寝室に閉じこもったり。私が痩せただけで浮気したと決めつけられ、事実もないのに子どもの面前で『浮気野郎』と連呼され、激しくたたいたり、蹴ったりを繰り返されました」

 感情を抑えきれないこのみさんに対し、彼は論理的に説き伏せることが常だったという。時に長女にも手を出してしまうこのみさんに、夫は一計を案じたことも。

「娘に向かっていた暴力をやめさせ、自分に向かわせるため、私、娘に言ったんです。“ママの前でパパを嫌いと言っていいよ”って。すると娘は“パパごめんね”“私のこと、嫌いにならないでね”と言ってくれました」

婚姻費用として1500万円以上支払ってきたのに…

 こうした父娘の関係は、15年4月、このみさんの実父が緊急入院したことがきっかけで壊れてしまう。近くにある実家にこのみさんが戻った際、「実母が一人で心配だから」という理由で長女も連れて行った。そして実父の退院後、二人が帰宅することはなかった。

 夫はこれまでに、婚姻費用(母子の生活費用)として毎月多額の金銭を支払っており、その合計は既に1500万円を超えている。

 にもかかわらず、彼が長女と会えるのは月1回1時間。職員が常駐するFPIC(公益社団法人家庭問題情報センター)の施設内での交流に限定されている。

「別居前、ディズニーランドの年間パスポートを買って、よく出かけていました。また長女と一緒にコンサートに行くこともありました。現状はFPICの中だけなので、そうした特別な経験を一緒に楽しむことができないんです」

次ページ:このみさんによる精神的・肉体的暴力が認められたが…

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