第二のキャリアは妻しだい? 堂本剛に続きNEWS小山も……“恋愛禁止”だった元ジャニーズたちは「戦略結婚」時代へ

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結婚解禁は事務所にとってもタレントにとってもメリットになるものの……結婚格差がタレント格差になりそうなSTARTO勢

 社名を変えても社長を変えても、旧ジャニーズ勢に向けられる目は依然として厳しい。歌やダンス、演技の実力が伴っていないのに、ゴールデンタイムの各番組でゴリ押しされていたくせに、などとたたかれる。人気タレントの退所が続いているのは、「ジャニーズ」の烙印をリセットしない限り、芸能人としては先細りになることを感じているからではないだろうか。

 だからこそ、STARTO側は人気女性タレントとの結婚に活路を見いだすのだろう。結婚を大々的に認める方針転換は、悪しき時代との断絶を感じさせるのに最も効果的だ。恋愛の自由をタレントに提示することで、これ以上の人材流出を防ぎたいという狙いもあるかもしれない。

 とはいえ所属タレントにとっては、「ジャニーズにしかできない仕事」が事実上消滅した今、事務所に義理立てし続けてもメリットはない。ならば第二のキャリアを考えたとき、「結婚するかしないか」よりも「妻が誰か」という方がよほど今後のタレント寿命を大きく左右することに、人気者ほど気付いていることだろう。

 独立してもファンがついてきてくれるような、人気女性タレントとのパワーカップル婚をするにはどうすればいいか。そのためには、パワーのある女性とたくさん出会えるような大きな仕事をし続けることが必要になる。ポジションの取り合いだけでなく、人気女性芸能人の取り合いにもなりそうなSTARTO勢。結婚はゴールではなくスタートと言うが、「スターと未来へ向かう」という思いをこめた新会社の未来もまた、所属タレント本人でなくその伴侶がスターであるかどうかに懸かっているのかもしれない。

冨士海ネコ(ライター)

デイリー新潮編集部

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