半数が留学生のケースも… 歯科大、歯学部で外国人が急増している理由

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 アルプスの山並に抱かれた長野県・塩尻市に松本歯科大学のキャンパスはある。歯学部の単科大学として発足した同大学は、ほぼ半世紀にわたって腕の良い歯科医師を全国に送り出してきた。ところが、近年、学生の顔ぶれに異変が起きているという。

「歯学部の定員は96名ですが、留学生が増えているのです。アジア人が多く、見た感じでは日本人との違いが分かりにくいのですが、4分の1から学年によっては半分近くが留学生だったりします」(事情を知る歯科医師)

 彼らのほとんどは卒業すると、日本の国家試験を受け、免許を取った上で帰国する。...

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