メッツ「藤浪晋太郎」は開幕ロースター漏れ確実 ノーコン以外で見えてきた不安要素
速球以外の“武器”を持つ
「ニューヨーク・メディアはチームの足を引っ張っていると、藤浪に厳しく当たっていますが、他のメディアでは的確な意見も伝えています。YouTubeチャンネル・シェイ・ステーションは『変化球が多くなると、直球が暴れ出す』と言い、LWOスポーツは『スピードを抑えてストライクを取りに行くと、逆に制球力を失う』と評していました」(前出・米国人ライター)
藤浪を酷評するSNY局は、開幕ブルペン8枠のうち既に6枠が確定とし、開幕ロースター漏れ」の根拠として、契約条項も挙げていた。藤浪との契約にはメジャー枠を保証する条項が盛り込まれていないため、メッツ首脳陣の判断でマイナーに降格させることができるという。
「一方、藤浪を降格させられるのは『3回までと決められている』の情報もあります。降格と昇格を繰り返すことになれば、シーズン途中でウェーバー公示され、メッツを去ることになるかもしれません」(前出・同)
藤浪同様、契約時にはメジャー枠を保障されなかったが、開幕ブルペン入りの「当確」が予想されているのが、元日本ハムのマイケル・トンキン(34)。19年以降、マイナーや米独立リーグ、メキシカンリーグなどを流転し昨季、約7年ぶりとなるメジャー復帰をブレーブスで果たしている。これといった成績は残していないが、大半のリリーバーが嫌う「イニング跨ぎ」を得意とする。藤浪もニューヨーク・メディアの辛口批評を受け入れ、球速以外の武器をマスターした方がよさそうだ。