北朝鮮戦 森保監督は意外と頑固…アジア杯の戦犯を積極的に起用した狙いは何か

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国内で疲労回復

 なかなか会見場に表われない森保監督。善後策を協議しているだろうことは推察された。現状で判明しているのは、報道などによると代替地としてサウジアラビアのジェッダ、北京、AFCのあるマレーシアのクアラルンプール、そして日本の不戦勝という可能性である。あと4日で試合開催と両国選手団の受け入れが可能な国があるとは思えず、最後の選択肢が濃厚ではないだろうか。

 この件に関して森保監督は「すべて決定したことに我々は最善の準備をするだけ。疲労の溜まっている選手のリカバリーとコンディションを整えていく。まだどこまでやるかわかりませんが、現実を踏まえてやっていきたい」と話すに止めた。このため22日の移動はなくなり、国内でのリカバリーとコンディション調整に励むことになる。

六川亨(ろくかわ・とおる)
1957年、東京都生まれ。法政大学卒。「サッカーダイジェスト」の記者・編集長としてW杯、EURO、南米選手権などを取材。その後「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。

デイリー新潮編集部

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