「もっと早く“泣いて馬謖を斬る”べきだった」水原一平氏・違法ギャンブル騒動で問われる大谷翔平“1000億円ビジネス”の危機管理

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水原氏は単なる通訳ではなかったのではないか

 マネジメント会社が入っていないため、苦労が多いと広告代理店関係者は続ける。

「その弁護士は全くといって、間に入って調整をしてくれないのです。希望を伝えたらそのまま大谷サイドに持っていき、もらった返事をそのまま持ち帰ってくるだけ。ただの窓口に過ぎない。結果として、撮影時間や予算で無茶な要求をされることが多く、業界では不評です。もっともクライアントは大谷の広告が欲しくて仕方ないので、今後も広告の依頼は途絶えることはないでしょう」

 大谷は野球のことをしか頭にはないはず。では、この日本人弁護士の先で業務を取り仕切っているのは誰なのかーー。広告業界では「水原氏は単なる通訳ではない。マネージャーとして大谷のビジネス全般を捌いている」と噂されてきたという。

これからの大谷に必要なこと

 もしそうならば、今回の後手後手の対応についても説明がつく。大谷は唯一頼れるブレーンに裏切られてしまったため、他の人に相談できなかった。水原氏は自身が助かりたいがために、大谷にとって最適な対処法を提案できなかった。その結果、大谷に火の粉がかぶりかねないリスクを残したーー。

「10年1000億円」の男には、今後もこのような金銭トラブルが降りかかるリスクがあるだろう。通訳探しと並行して、金融や法律、マスコミ対応の知識を有する危機管理のプロを確保することも喫緊の課題といえよう。

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