「慶應」以上の世界的ネットワーク 驚愕すべき教員の質の高さでその学費は? 英国名門パブリックスクール「ラグビースクールジャパン」の知られざる秘密
グローバル化の時代を見据え、子弟をインターナショナルスクールに通わせる家庭も増えている。そんな折、千葉にイギリスの名門パブリックスクール「ラグビー校」が開校。日本の進学校とは趣を異にする、英国式の全人教育とはいったいどのようなものなのか。(以下は「週刊新潮」2024年3月14日号掲載の内容です)
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イギリス流の“エリート学校”
東京・秋葉原からつくばエクスプレスで北東へ――。
江戸川を越えて千葉県に入り、さらに進むと緑豊かな景色が広がる。
やがて電車は柏の葉キャンパス駅にすべり込む。駅の東側は近未来都市のようなデザインのマンション群。西側は柏の葉スマートシティ。大型ショッピングモールの先に、東京大学の柏IIキャンパスや千葉大学の柏の葉キャンパスが広がる。
シティ内に居酒屋はない。パチンコ店もない。学びと研究に徹した街だ。
駅から徒歩で3分ほど。千葉大の隣に、2023年9月、ラグビースクールジャパンが開校した。首都圏初の、イギリスの名門パブリックスクールの日本校だ。
パブリックスクールとは、イギリスの歴史と伝統のある私立中高一貫校のことをいう。オックスフォード大学やケンブリッジ大学など世界的名門大学への進学を前提とした学校だ。イギリスには、ラグビースクール、ハロウスクール、イートンカレッジなど“ザ・ナイン”と総称される名門中の名門9校がある。
日本でも麻布、開成、武蔵の“御三家”をはじめ優れた教育を施す高偏差値の学校はあるが、パブリックスクールは日本の最難関進学校と趣を異にする。
まず、寄宿制を基本とし、厳しい規律を設け人格形成も行う。そして学業に限らず、スポーツ、音楽、アート、建築、デザインなどの専門分野のカリキュラムも充実。生徒一人一人の志向に合わせたタイムテーブルによって、多岐にわたる才能の育成に努めている。
卒業生は政財界、スポーツ界、映画・演劇界など広い分野でリーダーシップを発揮してきた。イギリス流の“エリート学校”ということになるだろう。
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