「自民党の“アキレス腱”が…」 下村博文氏の政倫審での発言が注目される二つの理由
自民党派閥の裏金事件に幕を引こうと、衆院政治倫理審査会(政倫審)に臨んだ岸田文雄総理の思惑は大方の予想通り不発に終わった。
政治部デスクが指摘する。
「野党側にも独自の追及材料がなく、新事実は示されずに終わりました。そんな攻めあぐねる野党が新たに目を付けたのが、安倍派の下村博文元文科相です」
下村氏は平成30年1月から翌年9月まで、派閥の事務総長の座にあった。パーティー券収入の還流について“関与していない”と明言してきた彼に、野党が期待を寄せるのは二つの点に関する答弁。...