「イタいファンから始まった」 我妻三輪子さんと中川晴樹さんが語る結婚ウラ話

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「お父さんはハルキだよ」

 3歳ごろから中川さんと会うようになった我妻さんの長女は、中川さんを「ハルキ」と呼ぶ。我妻さんが中川さんとの将来を思い描くようになった頃、娘に「ハルキと一緒にいていい?」と問うてみた。「いいよ」。

 我妻さんは「二人がゆっくり仲良くなってくれたのがうれしい」と頬を赤らめる。

 一方、4歳の雌のスピッツ「伊織」は餌を前にすると、我妻さんの「ヨシ!」ではなく、中川さんの「ヨシ!」で食べるようになった。完全に“ご主人様”は交替したとみえる。

 ごく最近、我妻さんは、友だちの女の子と遊んでいた長女が「お父さんはハルキだよ」と話すのを耳にした。中川さんをお父さんと呼ぶようには強いない――。我妻さんと中川さんはそう決めていたが、長女が自らその関門を乗り越えてきてくれたのだ。

 中川さんは結婚後も、新妻を「ワガツマ」と呼ぶ。確かに自身の妻だ。そんな夫を「ハル君」と呼ぶ我妻さんの夢は「花冠を作ってもらうこと」。プロポーズ時に中川さんはシロツメクサの花冠を渡そうとしたが、半分しか完成しなかった。だが、いずれきっと、その願いに応える日が来るだろう。

週刊新潮 2024年3月14日号掲載

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