大谷翔平の妻、真美子さん(27)に“特定”の「恥ずかしい」舞台裏 奇妙な“礼賛”と“祝意”のカゲに「イチローでもこれ程は……」の声

スポーツ 野球

  • ブックマーク

「結局、誰かは人定していない」

 テレビ各局はインスタでの真美子さん公開後から報道はヒートアップする。昼の情報番組は祝福ムードを演出していたのだが……。

「(真美子さんの)名前を自前の報道では出さないまま、“お似合い”とか“お母様に似ている”などとコメンテーターらが口にしていましたが、そもそも誰について語っているんでしょうかという話です。ネット上に流布していた女性を念頭にコメントしていたのでしょうが、自前で誰かを人定せず、褒めちぎる様子は不自然というほかありません」(前出・同)

 奇妙な事象は日付が変わっても続いた。16日未明に富士通から「結婚に関するコメント」が発表された。その内容はこうだ。

<たくさんの人に元気を与えてくれた田中真美子さんの新たな門出を心よりお祝い申し上げます。新しい人生のステージがお二人にとってより素晴らしいものでありますようお祈りいたします>

 文面に大谷への言及は一切なかった。このタイミングでの発表にもかかわらず、相手が大谷であることについて、広報IR室は回答を避けた。

「日本ではマイナー競技であるバスケ選手で、トップクラスとはいえ、目立った実績がユニバーシアードの銀メダルという選手の結婚で、所属先がこうしたコメントを出すのはあり得ないことです。相手が大谷であることを踏まえた上で取った広報対応だったと思います。名前を言えなくても、マスコミには“これで察してください”ということなのでしょうが、アメリカの報道しか根拠がなかった中で、お祝いのコメントを出されても……。この時点では紙面化しようがありませんでした」(大手紙のバスケ担当記者)

ネット空間も忖度の応酬

 バスケ界では馬瓜エブリン選手(デンソー)らもSNSで祝福の言葉を贈ったものの、やはり大谷との名は見当たらなかった。空気で察するしかない状態はまた、ネット空間も同じだった。

 16日午後、大谷はソウルで記者会見に臨んだ。会見終盤、韓国人記者が真美子さんを公開後の心境やなれそめなどを質問した。同席したムーキー・ベッツ外野手やフレディ・フリーマン内野手に茶化されながらも、大谷は「まあ、もう詳細は発表したというか、インタビューで答えた通りなんで、ここで言う必要はないと思いますけど……」と答えるにとどめた。結婚発表翌日の囲み取材と同様だった。

 大谷が言うインタビューとは、渡米時からNHKスペシャルと共に単独で取材に応じて続けている雑誌「Number」を指していると思われる。こうした記事を、大谷に密着する番記者が引用することはよほどのことがない限り、あり得ないことだ。しかも当該のインタビューにさえ手掛かりは大谷の2歳年下ということぐらいしか語られていない。

「このソウルでの会見が大谷に奥さんの素性などを聞く最後の機会だったかもしれません。今後も球団は公にするつもりはないようなので……。次に夫婦そろっての姿が見られるとすれば7月のオールスター戦かもしれませんが、仮に試合前に奥さんと一緒に、恒例のレッドカーペットを歩くツーショットが実現したとしても、そこで聞くと、それこそ場違いになってしまいますから」(前出の大谷の番記者)

次ページ:「世界の大谷」に無力感

前へ 1 2 3 次へ

[2/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。