「戦争に行くのは若者と相場が決まっている」 反骨のジャーナリストが抱えた「怒り」の源は
高倉健さんが主演を務めた映画「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」(1977年)の原作者として広く知られ、アメリカでは反骨を貫くジャーナリストとして、またコラムニスト、小説家として一世を風靡したピート・ハミルさん。かつてはプレイボーイとまで呼ばれた人だった。
そんなピートが結婚相手として選んだのは日本人の女性。13歳年下、「ニューズウィーク日本版」創刊時にニューヨーク支局長を務めた青木冨貴子さんは、彼がコロナ禍の渦中で旅立つまで33年間の結婚生活を通して夫の創作活動を献身的に支え続けた。...