【グリコ・森永事件40年】最後まで残った江崎社長に着せられた“黒のオーバー”の謎
前編【【グリコ・森永事件40年】似顔絵から受ける印象とは違った「F」 元捜査幹部が明かす“本当の姿”】からのつづき
*グリコ・森永事件
1984(昭和59)年3月18日、江崎グリコ社長の江崎勝久社長(当時42)が3人組の男に自宅から拉致され、身代金10億円と金塊100キロを要求された。江崎社長は3日後に自力で監禁場所から脱出したが、「かい人21面相」を名乗る犯人グループは脅迫を止めず、スーパーなどに青酸入り菓子をばらまき、森永製菓、ハウス食品、丸大食品など大手食品メーカーを翌85年2月まで脅迫し続けた。...