「小池さんの“トンデモ政策”で都庁職員約20人が大量退職」 小池都知事の次なるプランとは
疲弊した職員が大量に退職
真意はさておき、小池氏の背には追い風が。それでも、風向きは一変する可能性がある。千代田区が舞台の官製談合事件に関して、都民ファ副代表を務める樋口高顕千代田区長が苦境に立たされているからだ。
「事件に関与したとされる区職員が自殺し、とある告発文書が区議会に出回った。そこには〈談合発覚による議会との関係悪化を恐れ、最高責任者である樋口区長は副区長らと共にA氏の変死を組織的に隠ぺいした〉という趣旨が書かれていた。これが本当なら、区長は批判を免れませんし、都民ファ特別顧問の小池氏も監督責任を問われかねません」
都庁幹部がそっと明かす。
「小池さんは思い付きや思い込みで“トンデモ政策”を指示するから庁内の反発が強い。疲弊している職員も多く、昨年3月には中堅や若手を中心に約20人が一斉に退職しました」
公私混同を指摘する声も。
「昨年6月、関東大震災から100年を機に実施した防災事業の一環で、全都の町会に知事の顔写真付きチラシを配布しました。それを町の掲示板に貼り出せば“見返り”として防災備蓄品等の購入に上限30万円で助成するというもの。現在も都内の全世帯に写真付きのメッセージと防災ハンドブックを配布中ですが、これらも選挙対策であることがミエミエ。“公私混同もいい加減にしてほしい”と憤る職員は少なくありません」
桜の開花は目前ながら、都知事は花時風雨多し――。
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