行方不明報道まで出た「小室圭さん」が務めるのは驚くほどバラエティに富んだ「窓口役」
貿易安全保障チームの役割とは
小室さんは法務助手として同事務所に勤務し、司法試験に合格後、昨年2月にニューヨーク州で弁護士登録に至った。
昨年6月、小室さんはそれまでの企業法務部門から国際貿易と国家安全保障を担う部署に異動。そして8月にはベンチャーキャピタル投資にも関与することになり、さらに9月には「G-BRIDGE」と呼ばれる、各国政府の代理人となって企業と交渉する担務にも関係することになったとされる。
小室さんが現在所属するチームはホームページを見ると、「貿易安全保障」(Global Trade&National Security)とある。
同事務所の貿易安全保障チームは、米政府から規制を受ける可能性のある企業へのアドバイスを行っているとされる。ロシアへの制裁や米中冷戦がその典型だということで、生成AIブームで世界的な注目を集める半導体大手・エヌヴィディアなども製品の対中輸出に関してはアドバイスを求めている可能性が指摘されている。
小室さんが重宝される場所
ところで、小室さんの属する貿易安全保障チームを率いるパートナーのドリーン・エデルマン弁護士は、2018年にローウェンスタイン・サンドラーに移籍するまではワシントンの法律事務所で外国投資委員会(CFIUS)に対応する専門家として全米屈指の存在だった。
前事務所で多く抱えていた日本企業を現事務所に引き入れ、現在も同様にクライアントとして対応していると見られる。
「エデルマン弁護士としては、日本の企業への営業拡大戦略として、日本の皇室とダイレクトにつながっている小室圭さんの存在は大きいのかもしれません」
と、担当記者。先述の通り、ジェトロによるリストに小室さんの名が掲載されていることも踏まえると、かなりの需要があるということなのだろう。
先に触れた「G-BRIDGE」は「各国政府と企業の橋渡し」業務を指すが、日本政府が同事務所に仕事を依頼する場合の窓口役を小室さんが担う可能性も当然あるという。立場的にふさわしいとの声がある一方、さまざまな「摩擦」に対応しなければならない局面も想定されるだけに、その手腕が問われることになりそうだ。
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