山田洋次監督ばかりが選ばれる… 日本アカデミー賞の“忖度”説について本人に聞くと
かねがね批判が絶えない日本アカデミー賞。特定の監督や大手映画会社の作品が受賞を重ね、忖度(そんたく)が過ぎるのではないかといわれ続けてきた。今回もその傾向は変わらずで、ならばいっそのこと、同賞の象徴的存在である山田洋次監督(92)に世上の声をぶつけてみた。
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1978年に誕生した日本アカデミー賞はこのたび第47回を迎えた。今月8日の授賞式に備えて、各優秀賞は発表を終えていた。
「作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞などの主要な賞はそれぞれ、事前に5作品分の優秀賞の発表を済ませておきます。...