ゴルフクラブ殴打騒動、部屋消滅…宮城野親方(元白鵬)を追放しようとする相撲協会幹部に批判的な声が上がる背景
まともな食事与えず
協会の理事の中には、自らの部屋を消滅させてしまった者もいる。教習所長、危機管理部長、コンプライアンス部長、博物館運営委員を務める花籠親方(64、元関脇・太寿山)だ。横綱・輪島ら名力士を輩出した花籠部屋は、85年に閉鎖するも、92年に現在の花籠親方が再興。しかし、12年に閉鎖に追い込まれた。理由は経営難だったという。
「当時、写真週刊誌が、経営難の要因のひとつとして、花籠親方一家の贅沢な暮らしぶりがあったと報じています。一方で力士たちには、まともな食事が与えられていなかったとされ、相当な不満がたまっていたと言われています」(前出の相撲担当記者)
現在、ゴルフクラブ殴打騒動があった春日野親方は「指導普及部長」を、部屋を消滅させた花籠親方は「危機管理部長」を担当している。こんな幹部たちに、厳しい声が上がるのも仕方あるまい。
[2/2ページ]