「批判に晒されてもSNSはやめられない」…現役漫画家が明かす「セクシー田中さん」問題に通じる“切実な事情”とは
実は多い、漫画家とアシスタントのトラブル
漫画『セクシー田中さん』の作者・芦原妃名子氏の自死が騒動になり、XなどのSNS上では漫画家と、出版社やテレビ局といった大企業の間で起こる様々な問題に注目が集まっている。近年、著名な漫画家が編集者や出版社と契約上の理由でトラブルになり、ネットで告発するケースが相次ぐ。こうした事例はニュースにもなりやすく、ファンも漫画家を応援するコメントを書き込むことが多い。
その一方で、水面下で多く起こっているのが、漫画家同士で一悶着あるケースだ。数年前、ある漫画家がネット上にライバルの漫画家を誹謗中傷するコメントを匿名で書き込んだところ、程なくバレてしまい、出版社を巻き込んで示談をしたという話を聞いたことがある。...