ゴールデン昇格の噂もあったのに…深夜の超人気番組「それって!?実際どうなの課」はなぜ終了するのか
「オモウマい店」のウラで
「リポーターにも人気者を揃え、拘束時間の長いロケが多い。撮影するスタッフの人件費も加えると、とても深夜番組とは思えない制作費がかかっているはずです」
「どうなの課」がスタートした当時、プロデューサーはこう語っていた。
「手間と時間のかかる、ということを臆さないことと、正直な結果で勝負することを番組の約束事として、制作に臨んでいる」(日刊スポーツ・電子版:2019年3月14日)
それが人気番組になった理由だが、アダともなっていたわけだ。
「中京テレビにとって『どうなの課』は、12年ぶりの全国ネットのレギュラー番組でしたから意気込みも違っていたのかもしれません。出演者のギャラは深夜枠ということで多少は安くできても、セット費や編集費、人件費は深夜だからといって安くなるわけではありません。その後、中京テレビ制作の番組は『オモウマい店』がゴールデンで成功していますが、これもMCのヒロミ(59)以下、出演者も豪華で、スタッフの拘束時間も長い。名古屋のローカル局としては、予算がかかる番組は1本で十分と考えているのではないでしょうか」
新番組には斎藤工
「どうなの課」の後番組は、すでに中京テレビのホームページで発表されている。4月3日より2本の30分番組が新たにスタートする。前半が『こどもディレクター~私にしか撮れない家族のハナシ~』で、MCは俳優の斎藤工(42)。後半が『お笑い4コマパーティー ロロロロ』で、MCは昨年の『M-1グランプリ』ファイナリストのマユリカだ。これもお金がかかるのではないか。
「『オモウマい店』のスタッフで制作する『こどもディレクター』は“あなたにカメラを渡すので、家族を取材してきてもらえませんか?”がコンセプトの番組ですので、MC以外にはそれほどかからないでしょう。『お笑い4コマ』は4人1組で大喜利のお題に答える番組だそうですから、これも安く済む。日テレとしても、中京テレビ制作の伝説の長寿番組『お笑いマンガ道場』を超えるような番組になってもらえると非常にありがたい。とはいえ、視聴率的には全日帯(6~24時)に1分かかるだけの時間帯なので、お手並み拝見というところでしょうか」
日テレとしては、それほど重要なことではないらしい。それだけに「どうなの課」で活躍してきた出演者が気になる。
「スタジオのMC陣はローカル局のレギュラー番組が終了してもどうってことないでしょうが、せっかく居場所を見つけた狩野英孝、ザ・たっち、緑川、チャンカワイたちからは怨嗟の声が聞こえてきそうです」