韓国で開催される「ドジャースVSパドレス」戦 ネット裏席は7万9100円現地ファンからも高すぎるとの声

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ド軍、パ軍共に韓国とは縁が深い

 3月9日のレッズとのオープン戦前のこと。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(51)が、売り出し中の24歳右腕・エメット・シーハンが負傷者リスト入りしたことを記者団に公表した。右肩痛を抱えていたという。その淡々とした口調からも窺えるように、大型補強に成功したドジャースに大きなダメージはなさそうだが、開幕戦からペナントレース序盤に掛けては少なからず影響が出るだろう。

「開幕ローテーションは山本由伸(25)、タイラー・グラスノー(30)、ボビー・ミラー(24)、そこに若手のギャビン・ストーン(25)も加えるでしょう。ウォーカー・ビューラー(29)はトミー・ジョン手術明けで、実績十分のクイントン・カーショウ(35)とダスティン・メイ(26)もケガからの復帰を目指しているところです。ビッグネーム揃いではありますが、序盤戦は不安要素を抱えながらのスタートとなりそうですね」(地元メディア関係者)

 懸念されているドジャースの開幕戦とは、3月28日にホームのドジャースタジアムで開催される試合ではない。同20、21日に韓国・高尺スカイドームで開催される公式戦のことだ。対戦チームのパドレスもそうだが、ドジャースは他チームよりも一週間ほど早く開幕戦を迎える。そのため、ペナントレース本番に向けた選手たちの調整も、若干早めに仕上げなければならない。故障明けの復帰を目指す投手が多いなか、若手のリタイアは心配だが、

「大谷翔平(29)人気のおかげでチケットは即完売しました。韓国の野球ファンも大谷には好意的で、昨春のWBCでも注目されていたそうです。韓国での野球人気も根強いものがありますが、メジャーリーグ機構は『なぜ韓国で開催なのか』の問いに公式に答えていません。さらなる市場拡大に期待しているようですが……」(前出・同)

 ドジャース、パドレスは、韓国と関係の深い球団でもある。まず、パドレスには昨春のWBCメンバーでもあるキム・ハソン(28)が在籍しており、今回の開幕戦の現地ポスターでは“最前列のセンター”に抜てきされていた。22年にショートのレギュラーに予定していた選手が長期離脱し、それを飛躍の好機に変えた選手でもある。打撃成績もキャリアを重ねながら弱点を克服。守備力には定評があり、23年にはゴールデングラブ賞を受賞している。

「二遊間を守らせたら、捕球した勢いで二塁ベースを踏んで一塁送球をする“一人ダブルプレー”が得意なんです」(現地記者)

 キム・ハソンのチームメイトということで、韓国の野球ファンはダルビッシュ有(37)にも親近感を持っているそうだ。また、ドジャースにもパク・チャンホ(50)や好左腕のリュ・ヒョンジン(36=現KBO イーグルス)が在籍していた。とくにパク・チャンホはドジャースのユニフォームを着てメジャー初マウンドを踏んだので、韓国では馴染みの深いチームだという。

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