23区の平均価格は“1億1483万円”…新築マンションブームで日本が滅ぶ理由
このところ新築マンションの価格が高騰している。不動産経済研究所が1月に発表したデータによれば、東京23区の平均価格は2023年に対前年比で39.4%も上がり、1億1483万円と、はじめて1億円を突破した。都心部が突出してはいるが、東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏1都3県の平均も28.8%上昇し、8101万円とかなりの額である。
むろん、だれもが買える金額ではない。とりわけ都心部のマンションの場合、顧客として想定されているのは、経営者や大手企業の幹部社員ら富裕層だが、事実、こうした層の需要は高く、契約率は東京23区の場合、発売初月で平均71%に達しているという。...