「どのスポーツでもプロになれる感覚があった」 水谷隼が卓球を選んだ意外なワケ(小林信也)

  • ブックマーク

 水谷隼は東京2020の混合ダブルス、伊藤美誠とのペアで優勝。日本卓球史上初の五輪金メダルだった。

 卓球を始めたのは5歳の時だ。

「両親が卓球経験者で、自宅に卓球台がありました。兄と妹も一緒にやっていたから、自然に始めた感じです。7歳(小学1年生)の時、全日本選手権バンビの部(2年生以下)で2位。8歳の時は優勝した。それから世代別の大会はすべて優勝しました」

 なぜ水谷だけが抜群に強かったのか?

「サッカーとかソフトボールとかいろんな競技をやったけど、何をやっても抜きん出てうまかった。...

つづきを読む