藤浪晋太郎(29)リリーフ元年で「投手生命」の危機? “制球難”ではない忍び寄るカゲ…「ボラスの餌食」の指摘も

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「リリーフは長く野球をやれないんじゃないかな」

 藤浪は昨年、大阪桐蔭高の先輩であり、阪神時代にはチームメートでもあった西岡剛氏のYouTubeチャンネルに出演した際、救援投手への懸念をこう語っていた。「リリーフをやってると、長く野球をやれないんじゃないかなって。数年で壊れてしまうんじゃないかって。中継ぎやってると、腕が振れすぎちゃってるというか、(故障が)怖いところまでいっている。何試合も続けると、いつかは(故障する)と……」

 今春のオープン戦は初登板こそ1回を三者凡退と好投したものの、2試合目は2/3回を2失点と乱れた。新天地メッツではリリーフ陣の一角の保証はなく、マイナー落ちと隣り合わせだ。そして、たとえメジャーに残れても馬車馬のように投げ続けなければ、出来高は獲得できない。投げ続ければ故障のリスクは高まる――。

 そんな葛藤にさいなまれながら、今季の藤浪はマウンドに立つことになりそうだ。

デイリー新潮編集部

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